政治の舞台裏 すべて解説します

(2020年7月3日にメールマガジンにて配信された内容を転載しています)

来る7月5日(日)は東京都知事選挙の投開票日、その結果は日本の政局に大きく影響を与えることになるでしょう。

この選挙で現職の「小池百合子」候補が圧勝することは誰しもが予想しているでしょう。

そんな中、立憲民主党は「宇都宮健児」候補を推薦し、「山本太郎」候補は自ら立候補し、維新は「小野泰輔」候補を推薦しています。この環境において、「次点(2番手)が誰になり、どれぐらいの票を獲得するのか」、「3番が誰になり、票差がどのぐらいになるのか」ということが大きなポイントになります。

「宇都宮」候補が「小池」候補の得票数の5割以上を獲得して次点となり、「山本」候補が「小野」候補に差をつけて3番手につければ、立憲民主党は次期衆院選における国民民主党との候補者協議を優位に進めることができることになるでしょう。

もし合併を模索することになれば、この結果を受けて立憲民主党が主導権を握ることになります。

また逆に「山本」候補が次点ということになれば、立憲民主党は次期衆院選の主導権も合併協議の主導権も全て失うことになります。

そして維新が推薦する「小野」候補が4番手となり、昨年の参院選(東京都選挙区)で勝利した「音喜多駿」参議院議員の得票数を超えることがなければ、東京での維新の地盤は持続されていないということになります。

「負けるとわかっている選挙はやらない。エネルギーをムダにするだけだ」自民党の二階幹事長の言葉です。

この言葉こそが、二階幹事長を百戦錬磨の政治家と言わしめるゆえんであります。

東京都知事選の次点以降の順序と得票は、安倍総理にとって9月に解散総選挙が行えるかどうかのリトマス紙となることは間違いありません。

6月7日(日)の沖縄県議会議員選挙の結果を受け、県議会の人事が決定いたしました。

議長には会派おきなわの「赤嶺昇」議員、副議長には自民党の「仲田弘毅」議員が選出され、5つの委員長ポストのうち4つを野党が得ることになりました。

報道では「玉城知事支持25・反玉城知事23」という見方のなか、このような与党惨敗の県議会人事になった理由は何なのか、またこの人事が次期知事選挙にどのような影響を与えるのかなど、多くの注目が集まっています。

「赤嶺昇」議長の会派おきなわは3人のメンバーしかいない中で議長になることができたというのは、自民党(19)・公明党(2)・無所属の会(2)の26票が集まったからであります。

議会の大きなマジックが働いたことは間違いなく、4つの会派が戦略的に26票を集めたのではなく、結果として26票が集まったという戦略が功を奏したと言えるでしょう。

つまり、県議選の背景を重視し、議員の立場を尊重するというマジックが働いたのです。

「議長」席を取るために4会派が協議していたならば、「赤嶺昇」議長の誕生はなかった。

何度も言いますが、お互いを尊重した阿吽の呼吸というものが結果をつくったのです。

政治には必ずドラマが存在し、そのドラマが想像を超える結果を導き出します。

次期沖縄県知事選挙も、このドラマから始まることになるでしょう。

衆議院議員
下地ミキオ

※※※1週間前に配信されたメールマガジンを転載しております※※※
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