ラジオアーカイブ

2014.8.21「ゲスト:愛知県知事 大村秀章さん」

日時:平成26年8月21日(木) 20:00-20:58
場所:FM21

ひろみ/8月21日木曜日になりました。皆さんこんばんは。本村ひろみです。
この番組、ミキオポストOnRadio、メインパーソナリティーはこの方。

ミキオ/下地ミキオです、よろしくお願いします。

ひろみ/よろしくお願いします。
もう、甲子園の夏ということで、応援も頑張っていますが。

ミキオ/燃えますね。自分の選挙以上に、甲子園のほうが燃えますね。

ひろみ/暑い中に本当に私たち、「チムドンドン」がたまりませんからね。
今週は、すてきなゲストをこの後お呼びしてますので、さっそく1時間この番組を楽しんでもらいますが、きょうもアイセック・ジャパンさんのサービスを利用して、リアルタイムで文字配信しています。ミキオポストのトップページから、文字でもご確認ください。
ではここで、1曲お届けしましょう。Ackee&Saltfishで、そろそろ、かりゆし。

♪ Ackee&Saltfish/そろそろ、かりゆし ♪

ひろみ/ミキオポスト OnRadio、お届けしております。
さてミキオさん、きょうはもうミキオさんの長年の友人の方をお迎えしてということで。

ミキオ/まあ、友人でもあるし、尊敬する政治家でもある。

ひろみ/ご紹介させていただきます。
愛知県知事の、大村秀章(おおむらひであき)知事です。よろしくお願いします。

大村/はい、よろしくお願いします。みなさんどうも、大村秀章です。
さっきね、いま下地さんが、心にもないことを。
そういう仲じゃなく、ほんとの親友なので、「肝胆(かんたん)相照らす」といいますかね、まさに「刎頸(ふんけい)の友」と言っていいと思いますが、下地さんにお呼びいただいて、沖縄までやってきました。

ひろみ/ありがとうございます、番組にも、もしかすると急きょ出演が決まったと思うんですけど。

大村/僕、沖縄に来てみて、ラジオやるからとかいって、さっき聞いたんですけど。

ひろみ/いやいや、これがまた楽しいサプライズで。

ミキオ/これがサプライズ。こういうのに、突飛なことにちゃんと乗っていかないと駄目ですね。

ひろみ/もう、本当にこういうリズムなので大村さんもドンドン話しもうかがっていきたいんですけど、ラジオ聞いているみなさんも、初めて大村さんの生の声を聴いていると思いますが、ミキオさんとの出会い、第一印象とか、その辺からうかがっていきたいんですけど。

ミキオ/はい、まあ、大村さんに聞いてください。

大村/だからちょうど今ね、2014年、今から8年前、1996年ね。
平成8年に衆議院の小選挙区、初めての選挙があって、われわれ当選同期組なんです。18年の付き合いになります。
でね、選挙制度大きくかわって、議員さんのね、僕は愛知から、下地さんは沖縄から来て。
年が非常に近かったので、最初衆議院の本会議場で隣通しだったんですね。当時僕は、36、35歳だったんですね、18年前だから。足すと歳が単純にわかりますが。
ほんとに隣でいろいろ、政治活動も一緒にやりましたし、いろんな政策の勉強もやった、また、いろんな、飲んで、騒ぎながら日本の行く先を話したり、当時やっぱりね、沖縄の外交安保、基地問題でいろんな争点になってましたから、下地さんに案内してもらって、普天間の基地見に行ったりとか、いろんな勉強もさせていただいて、それ以来ホントに、なんか、なんというんだろう、何でも相談できる、ほんとの親友であり盟友であると。

ミキオ/視察もよくいきましたよね、海外の。

大村/海外の視察もね、彼が大体、段取りしてくれたので、それに乗っかってると非常に楽なので。そういう意味ではよく行きました。

ミキオ/イラク行きましたね。

大村/イラク戦争終わった直後、ゴールデンウィークに行こう行こうと言うから、下地さんが段取りして、塩崎さんと私と3人で、ほんとに行くのか、という話があったけど。あのとき外務省とか同僚の議員とか、やめろと、ストップかかった。

ひろみ/危ない時期ではなかったんですか。ミキオさん、本当に豪快ですよね。

ミキオ/あれ、いって勉強なったね。

大村/勉強になったね。
普通のルート行けないから、イランから入って、国境越えて、北部のクルド人地区のところから、トヨタのランドクルーザー連ねてね、バグダッドまでノンストップで、一人一人に銃を持った、機関銃を持った護衛をつけてね。

ひろみ/聞いているだけで、みんな止めないとか、家族の者はどきどきしてたでしょうね。

ミキオ/しかし今考えると恐ろしいほど無謀な挑戦しましたね。

ひろみ/ミキオさん。誘ったのはミキオさん。そのくらい、豪快な付き合いができている仲間だとは。

ミキオ/そのとき、イラクで外務省のお亡くなりになった皆さんがお二人いるんですが、この方々と意見交換して、お酒呑みながら意見交換して、彼らの外交の夢聞かされたのが今でも忘れられない。そのあと亡くなったけど。

大村/奥さんね、奥っていう外交官がいて。
彼はイギリスロンドン留学、ラグビーを、早稲田のラグビー出身だったので森さんが非常にかわいがって、国会ラグビーチームでもやってて。
そういう意味では、なんだバグダッドにいるのか!と。
バグダッドで話を聞いて、その半年後だよね、襲撃うけてね、テロの。

ミキオ/僕らもいっぱいワイン持ってって、激励して。
自分は子どもたちに鉛筆とノート配りたいと、なんかいまでも涙が出る話していた。

ひろみ/ニュースで拝見しましたけれども、そういう方たちと交流もありつつ、大変な現場も廻りつつという。
ミキオさんらかすると、誘いやすいというかモチベーションが一緒なんですかね。

ミキオ/なんというか政治にポジティブだから、ネガティブじゃないからすぐ行って、なにか自分で体験しようと、そういうタイプなんでやっぱりおもしろい。

大村/一緒にいて楽しいし、下地さんは行動力と発信力は当時からやっぱりすごかったので、そういう意味で一緒にいて楽しいしいろんな意味で勉強になりましたし、いまでも変わらないので、大いに持ち前の行動力と発信力で、ばりばりと活動してほしいと思います。

ひろみ/力強い後ろからのね、このプッシュですけども。
その18年前の同期の皆さんって、かなり人数いたと思いますね。

ミキオ/同期って、本当にいっぱいいた。

大村/最初の、だから平成8年、1996年の自民党の第一期生で、55人くらい。

ミキオ/なんかある。インスピレーションがあるんですよ。
あんまりなかなか残らないですよ。こんなに立場が変わってもなにしても、ずっと友達だって関係はそう簡単にない。

ひろみ/ミキオさんのほうも、やっぱり話しやすかった、隣にいたというのもあるのでしょうけど。

ミキオ/おもしろい、僕の全くない部分が緻密さとか論理的なところが。僕が論理的じゃないみたいだけど。

ひろみ/そうとは言ってませんけど。お互い引っ張り合うものっていうのは無いものといいますからね。ケンカになることはなかったんですか?違うよ!とか。

ミキオ/この人はすぐにかっとなって、怒る。

大村/そんなことない。

ひろみ/歳上でいらっしゃるから。ちょっと、おいおいと、たしなめる瞬間もあったかもしれませんね。

大村/それは個別のシーンではあったかもしれないが、大きな話になると、大体大きな流れでは一緒にいろんな意味で切磋琢磨しながらやってきた、そう思いますね。

ミキオ/いまでも思い出す、派閥の総裁選挙があったんですよ。橋本さんと小泉さんの選挙。
そのとき私たち2人とも橋本派にいたが、橋本派にいながら自主投票みたいなのやって、総裁候補の5人を呼んで討論会やったりとか。今考えてもすごいです。

大村/2001年の春。
当時は派閥全盛の時代だったから、派閥の意向に逆らって総裁選なんかできないと言われたが、あのとき4人組といわれたが、とにかく派閥にとらわれない総裁選にする。
そうしないと、自民党とか日本の政治は再生しないと純粋に訴えて、われわれお白洲に引きずり出されて、打ち首にされてもいい。

ひろみ/元気のある4人組だったんですね、やんちゃとでもいいますかね。

大村/あのときも最中に沖縄に来た、このホテルじゃないかな。下地さんの講演会あったね、あれからもう13年以上たつんだね。

ミキオ/あの派閥を超えた総裁選挙というのは、自民党首のなかでは僕は初めてだと思います。やっぱり箱弁当といわれる時代に小泉さんは誕生した。どう考えても派閥の論理ではあの人勝ててない。個性強いですから。

大村/あのとき小泉さんが総理総裁にならなかったら、自民党はたぶん分裂なのか瓦解なのか、たぶん日本の政治は大きく変わっていた、という気がします。あれで小泉さんが5年半で、日本の政治は小康を保ったような僕はします。

ひろみ/変わりましたね。小泉さんは、イメージすごい、戦略うまかったですからね。

ミキオ/また、小泉さんは人がやらないことにチャレンジするし、僕は郵政担当大臣だったから、私からするとイメージが悪いが…、郵政の問題だけ見ると。そのほかは果敢に何でもチャレンジしたよね、外交からなにから。

ひろみ/若い方にも、すごくアピールがうまいなという、音楽でもなんでも。そういう新しい時代をつくったときにいたメンバーということですよね。
18年ってあっという間ですか、大村さん。

大村/そうですね、本当にこの間、毎年毎年いろいろあったと思います。政治活動って並なことじゃないから。
地元の活動も、応援も真剣にやらないといけないし、国会でも、1回1回の判断で国の行く末を決める責任感が伴うので、そういう意味でも、一瞬一瞬が本当に重いというか、重さをもった活動の歴史だと思うけど、すぎるとついこの間みたい。

ミキオ/気がつくと、18年とか、時間が経っていると思います。

ひろみ/そういう歴史を歩んで今があるお二人なんですが。このあと、衆議院議員から愛知県知事になった大村さんの思いなども、伺って行きたいと思います。
ここで1曲お届けしたいと思います。八神純子さんでみずいろの雨。

♪ 八神純子/みずいろの雨 ♪

ひろみ/ミキオポスト OnRadio、お届けしております。今週はすてきなゲストの方をお迎えして、もうミキオさんが、いつもよりも顔が柔らかいです。嬉しいんでしょうね、仲間のかたがきています。
愛知県の大村秀章知事です。先ほどの話から引き続き今回は、「衆議院議員から愛知
県知事へ」ということで、テーマでうかがいたいのですが。

大村/ちょうど3年半前ですね。2001年2月に、愛知県知事選挙、統一地方選挙の2カ月前だと決まっているんですね。当時、国会議員を、おかげさまで連続5回当選させていただいて、やっておりまして、そのとき民主党政権に変わった、その政権になって1年半ぐらい、どうも閉塞感が、政権は変わったけど、日本が変わっていかない、日本の覆う閉塞感が取れないとか、なんとなしに鬱屈した雰囲気があったと思うけど。
同じ時期に、大阪で橋本さんが、大阪維新の会たちあげて、これから統一選、自分のまた、知事選、市長選に向かっていくこれからという前でしたね。さあ盛り上げようというときに、今の日本をかえるのは、国ももちろん、国選ももちろん大事だけど、やっぱり1回、永田町を飛び出して、やっぱりその、地方から地域から、地方から、新しい風をふかしたいと、それしかないんじゃないかと。
世界を見渡しても、やっぱり、中央集権でやってる国は小さな国はできても、大きな国は無理ですよね。やっぱり外交安保とか金融とかそういったものは、国がやるけど、産業振興、医療、福祉、教育だってのは、これはそれぞれ、地方政府、州政府がやる。アメリカも中国も、ヨーロッパのドイツだってそう。そういったところが、発展しているわけです。21世紀の国際社会のなかでは。
そういう意味で、日本も1億3000万も人口がいて、世界有数の、世界第3位になったけど、経済大国の日本が閉塞感に満ち満ちているのはおかしいという思いで、そういうときは自分の身を安全なところにおいて、おかしいおかしいったって、やっぱり、皆さん感じてくれないと、だから自分も国会議員の職を辞して、1人の有権者1人の国民となって、生まれ育った愛知から日本を変えていきたいという思いで、知事選に出たんですけど。
そのときの構図は、あれですよ、愛知県知事選挙、戦後、たくさんの実質的な候補者が出て、5人で争いましたが、私は無所属、私以外は、自民党、民主党、みんなの党、共産党の候補者がいて、5人でやったんですけど、おかげさまで、県民の皆さんの、圧倒的な支持をいただいて。私は150万票もらって、自民党の方が50万票、民主党の方が48万票、みんなの党が30万票で共産党が20万票が切ったかな、のこりの4人足しても僕のほうが多かったので、ほんとに力(ちから)強い支持をいただいて、ありがたかったと思いますし、それだけ、愛知県だけじゃなくて、日本全体がどうにかしてほしい、日本のど真ん中、愛知から変えて欲しいという思いが、大きかったなと思います。
それをね、選挙をわーっと盛り上がりになるわけですけど、それをうけて、結果をわれわれ出していかなきゃいけないので、そういう意味では、愛知県はなんといっても日本一の産業県という自負があるので、産業をもっともっと伸ばしていく政策を、この3年間やってきたという感じです。

ひろみ/勇気のいるチャレンジをして、150万票という。
気持ちもすごく、強くなりますね、これは。

ミキオ/大村さんの考えていることは、僕の考えているのと一緒で、国の政策も大事だけど、国の政策がだめだから、私の県がだめになりました、じゃなくて、国の政策が案外上手くいかなくても、自分の県は生き残れる、そういうふうなシナリオを描ける知事じゃないと駄目だというのが大村さんの考え。
そこがやっぱり、僕が今回知事選でて頑張ろうというのも、大村知事みてると、まさに、日本の製造業を引っ張ってるわけだから、愛知は、あんな厳しい時代もリーダーとしてやってるわけだから、それが面白いですね。

大村/下地さんが言われたことと同感で、国がね、国の政策がだめだから、われわれの地域は、こんな厳しいとかね、国の政策が駄目だから、会社はこんな厳しいとか、僕は違うんじゃないかと思います。でも、そんなこと国のせいにしてすむならね、すむならいいけど、すまないわけ。
そんなんじゃなくて、例え国が政策が少しぐらい、うまくいかなくても、われわれのところだけは頑張る、われわれの地域だけは負けないと。世界のどの地域にも負けない、われわれの会社はどんな逆境になっても、生き残っていけるんだという、気概と自負、それが必要じゃないかと。
さっき下地さんがいわれたことですがわれわれ愛知県が、日本一の工業出荷額が、おととし、40兆円を超えている。工業出荷額40兆数百億円。第2位の神奈川県が17兆円で、第3位の静岡が15兆円、第4位の大阪も15兆円。圧倒的な産業力があるわけ、それもう、1ドル80円を超える円高を経てますから、ようは中国や東南アジアに出て行っている、残るのは、中国とか東南アジアでできない、付加価値の高いものをつくっているから、これからもそれを残さないといけないし。
われわれ愛知の産業が廃るということは、日本の産業が廃ることと、イーコールなわけ。なんとしても、日本の産業経済、雇用を守るために、われわれがんばるということをこの3年間、肝に銘じて頑張ってきました。
そのためにはやっぱり、研究開発、研究開発型のそういう機能をね、企業の産業の研究開発の拠点をね、もっともっと作る、そういう仕事をずっとやってきました。いまのところ、投資が投資を読んで、愛知は非常に人が足りなくて、人手不足ですよ。もっとマンパワーを。日本中からもそうだけど、世界中からね、外国の方も含めて、そういう思いでいますね。

ひろみ/すごい、名古屋の、愛知県のパワーを感じる話ですね。

ミキオ/やっぱこれ、地方分権っていうのは、お金を持ってきてください、制度も自分たちで決めさせてください、というだけじゃなくて、責任持たなきゃ駄目。自分たちで、そこがポイントなんです。
私たちの沖縄県も安全保障の話、国であっても、自分たちで提案して、こういう安全保障の仕組みが、私たち沖縄の受け入れられることなんですよ、ということを決めていくとか、私たち提案型でものごとを作らないといけない。国が、何か新しい基地を作れとかいってきたら、それを反対賛成でわかれるのでなく、自分たちからこうやりたい、と。こういうことを決めていかないといけない。

ひろみ/積極性が必要となりますよね、愛知県民の皆さんって、割と積極的に前に、自分たちで?

大村/というか、むしろ、もくもくと仕事をする感じ。愛知は、結局歴史によるわけ。やっぱりね、日本の歴史は、明治政府以降の各県の県民性って、そこで大分色濃く作られていて、愛知県は、尾張国と三河国なので。
もともと信長、秀吉、家康の三英傑が出て、戦国時代を統一した歴史があって。
そのあと、江戸時代、江戸幕府になって徳川幕府。三河は徳川の出身地。尾張一国は徳川御三家の尾張徳川家ですよ。
ですから、明治政府から見ると、愛知県というのは、徳川の色が強いということで、どちらかというと、中央政府にいっても、あんまり栄達しなかったという歴史があって、結構いじめられたりして、明治政府に。
なにがあったかというと、結局そういう中央に頼るんじゃなくて、自分の城は自分で守る、自分たち自立して頑張ろうというという気概が、愛知県は非常に強いんです。
頼らない、民力だと。われわれは民力だと。
だから名古屋港、いま日本で最大の港は、名古屋。横浜でも東京でもない、名古屋港。国がもともと決めたのは四日市港(よっかいちこう)だった。
この間、名古屋港開港100周年やりましたけど、それは、民間が、作った。やっぱり、四日市じゃちょっと遠い、名古屋に港ほしいということで、明治時代に名古屋の財界人がお金を出した。港鉄、明治政府が東海道本線ひいたが、負けないように、第2東海道本線ひこうと、福澤桃介さん、福澤 諭吉さんの婿さんね、木曽川電力開発やったり、名古屋で起こした、大同特殊鋼も1つ。本当は東京までひくのが、名古屋の名古屋鉄道、名鉄。
民力が、中央に頼るんじゃなくて、自立する意識が非常に強い。
だからバブルがはじけたあとの日本全国が、不良債権処理がどうのこうのいったときも、名古屋はちがくて、そのときもまだ、トヨタグループ中心に、まだ伸びていた。
1990年代、2000年代に、名古屋経済中京経済は、押しも押されもせぬ日本を支える、日本一の大産業地域になった、という感じになった。

ひろみ/すごいです。政治の方はもちろんですけど、国を司る方も。財界でもすごい活躍した方がいるという、それがすごい。

大村/なんてったって世界一の会社になったトヨタ、トヨタ自動車、トヨタグループにしても、豊田佐吉さんが、豊田自動織機(とよたじどうしょっき)を発明して、跡取りの、長男の豊田喜一郎さんが、そこで得たお金を、ぜんぶ海のものとも山のものともつかない自動車の開発にぜんぶそそいだ。トヨタの屋台骨揺らいでもいいというか、全部そそいで、当時、昭和の頭に三井財閥も三菱財閥も、自動車はできない、無理だと。
だって、GMとかフォードとか工場は日本にもうあったんだよ。組み立て工場はノックダウン。関東大震災のあと、鉄道がやられたので、自動車はこれから、石油の時代だと。自動車が、関東大震災でやくだって、工場をつくった。横浜とか。全国の販売網を押さえちゃったの。アメリカの会社、フォード、GM。
そこに名古屋のまさに中小財閥だった、紡織(ぼうしょく)豊田自動車織機が豊田家が、すべてそそいでやろうということから始まった。
そういう意味ではチャレンジです。それはもちろん、やっぱり歴史というか、時代のあれにも恵まれたというのがあるかもしれない。
たとえば、トヨタ自動車の創業はだから、まだ70何年、80年なってないですが、3年前、昭和8年に、自動車作りたかったが、時代が許さなかった。軍用トラックをたくさん作った。ところが戦争に負けた。そのあと、戦争が終わってから、トラックも乗用車も作ったが、結局、ドッヂラインの不況でつぶれた。
今年3月に、TBSが「LEADERS(リーダーズ)」2夜した。これは、豊田喜一郎伝。
愛知県庁でも収録してもらった、ロケしたので、佐藤浩市さんとか、香川照之さんとか。
僕はでていない。激励にいきましたが。
いったんつぶれて、当時の銀行から融資を引き揚げられて、だめだと。それが、社長が責任をとって辞めて、朝鮮戦争が始まり、朝鮮特需で生き返った。だから、そういう時代の運にも恵まれたが、それは、自動車産業というのは、基本的は自分でおきていた。もちろん戦後のモータリゼーションの波もあたったというのもあるが、そういう意味で、僕はチャレンジ、チャレンジというのは、常に必要だと。やっぱり国に何とかしてほしいというのは、民間の力(ちから)ではやっていけない。やっぱり、むしろ、民力で日本を支える。

ミキオ/本村さん思わない?
国は国、県は民間、大村さんのいうのが、民間と県は一緒なんです。国に頼らないのを、県も決めている。それを、自分たちで作る。県と、地元企業が一体となって、この地域の産業を興していこうという、発想なので。大村さんの愛知県は「公(こう)」だという認識が大村さんにない。「民(みん)」だという認識を持っている。かかんに民間企業と一緒にチャレンジ。そういう県を作っているところがおもしろいですね。

ひろみ/もう、この話をずっと続けたいんですが。
ここで1曲お届けするんですが、もう大村知事お気づきかもしれませんが、愛知県出身のアーティストの曲をお届けしています。石川ひとみさんで、まちぶせ。

♪ 石川ひとみ/まちぶせ ♪

ひろみ/ミキオポスト OnRadio、お届けしております。今週のゲストは、愛知県の大村秀章知事です。よろしくお願いします。

大村/はい、よろしくお願いします。

ひろみ/ミキオさん、なんかこう、げんきが増えて。ミキオさんも元気ですけど、大村さんも元気パワーすごいです。

ミキオ/面白いとおもいません?政治リーダーが面白いってことは大事なんですよね。

大村/それはまさに、下地さんおっしゃるとおりで、やっぱりね、リーダーは明るく発信しないとだめ。だって、一人しかいないんですよ、Governor(ガバナー)というのはね、その人がじーっと黙って、下向いてちゃ、県民のみなさん元気出ないから、空元気でも良いけどね、胸張って前向いて、発信していく、ということが大事(だいじ)だと思う。

ひろみ/でも、国民の皆さん、県民の皆さんはそれを期待しているんですよね、きっと。

大村/でね、さっき、下地さんがいわれたまさに至言ですが、やっぱり、国は、国というのは国全体、日本国1億3000万。それから、外交安保もあれば、国際経済杞憂もある、そういう意味での日本という国を背負ってやってくのが大事(だいじ)だと思うが、われわれは地域を支え、引っ張る、地域地方政府としては、地元の企業、民力をどうあげて、学校でたあとの若い人の働く場をどれだけ作るか、それがわれわれの仕事なんです。若い人はしっかり働いて、働く場所がしっかりあって、そうすればまた結婚して、子ども産む。そいういういい循環、好循環を作らなきゃ行けないと思う。
これは国の仕事じゃない、県とか地域は下地さんがいうように、公共じゃなくて民間。民間と一緒にやって、その地域の民力をどう上げていくか、というのにつきる。公共投資増やすのも限界があり、国だって借金がいっぱいだし、じゃあ、どっかの県だけ特別とか、沖縄は特別仕様があるから、沖縄振興の予算は特別枠にあるが、それだって、ある年から倍になるとか、そんなことないわけで、やっぱり民力がどれだけ引き出せるか、民力がどれだけ伸びるか。民力が伸びていかない限り、県民所得だってあがらない。民力をどう上げていくか、その地域には得意技があるから。
さっきもね下地さんと話たが、愛知県は産業力がある、技術力がある、これを伸ばす。沖縄にはなんていったって、日本のどこに負けない、青い海と青い空があるよね、観光があり、観光コンベンション。そしてアジアに近いという、立地がある。東京から見たら遠いが、アジアから見れば、まさに、アジア太平洋の要(かなめ)ですよね、それをどう活かすか、発想でね、沖縄の民力を盛り上げていきたいと思います。

ミキオ/国に要請とか陳情する前に、よくいわれるじゃなですか、東京とのパイプがないとダメになるはなしじゃなくて、大村さんがいうように。民力をつけるんですね、自分たちで。それが沖縄にはいい素地があるってこと、どこにも負けない観光地。
日本中じゃなくて、アジアの人々が沖縄にきて、ゆったりしてもらって、また世界で戦ってもらう、そういうものは、ほかのどの県よりも、沖縄が良いんだという証をつくれば、沖縄はもっと面白くなってくる。

ひろみ/これから可能性がありますね。実際に今、愛知県知事として取り組んでいらっしゃって、推進していることをうかがっていきたいんですが。

大村/さっき申し上げましたが、産業、産業のまさに、日本経済を支える産業力があると自負してるので、東京は、ニューヨークとか、パリと並んで、世界の都だから、日本一の観光地でしょ。アジア中から、アジアの都なわけ。見るとこ満載だし、グルメもある、だから、どんなに円高になろうが生きていける、首都だし。
ところが愛知は、われわれ産業でいきてるところだから、1ドル80円を超える円高のときは苦しかった、だけどそれを、乗り越えない限りは、日本の未来はないと。円高を乗り越えて、やることがまあ、愛知の将来でもあるし、日本の将来なんだと言い聞かせてやってきました。
それは先ほどいいましたように、付加価値の高い産業、付加価値の高い企業産業を、研究開発型の企業・産業をおこしていくと、もっと伸ばす、研究開発拠点をどんどん作る。トヨタ自動車の研究者が4000人働く、日本一の研究団地を造成している。6000メートルの鉄道3本と研究開発棟が14棟、これは造成はじめている。今、造成はいってるから。ここに、トヨタが数千億円投資する、これ、どんどんやる。
あとは、日本初の民間のビジネスジェット機を作っています。三菱重工が、三菱リージョナルジェットMRJ。1機46億円するんけどね。
日本初めて。だって日本は戦争負けたから、戦争中、零戦(ぜろせん)にさんざん苦しめられたから、日本人には飛行機つくらせないと、アメリカは抑えちゃったんです。戦後YS-11をいうプロペラ機を作ったが、結局、販売がうまくなかったから、撤退して40年。今はじめて、100人乗り以下のビジネスジェット機を、ボーイングとすみ分けて、試験的につくって、秋にはできます。これからどんどん作る。量産工場も、土地も県が用意して、県有地と国有地と県が買って、造成して、そこに作る。飛行機産業もどんどん伸ばしていく。そういうのも、われわれはわれわれで、得意技をいかして、どんどんやっていく。
沖縄はやっぱり、なんといっても、さっき申し上げたように、日本のどこにもない特徴を活かして、観光コンベンション、それから、アジアとの連携、特徴を活かせる道はいっぱいあるから、それをやっていくためにも、私は、さっきから下地さんが何度も言っているが、国に「こうしてくれ」、じゃなくて、「こうしたいんだ」というのを、沖縄からどんどん発信して、地元の資本や企業に投資をしてもらう、そういう環境整備をつくることが、地元が元気になるのではというふうに思いますけどね。

ひろみ/力強い激励もいただきました。この後いよいよ、ミキオさんのほうに質問します。
ここで1曲、お届けします。岡村孝子で、夢をあきらめないで。

♪ 岡村孝子/夢をあきらめないで ♪

ひろみ/ミキオポスト OnRadio、今週はミキオさんと同じくらい、パワー、元気いっぱいの愛知県、大村秀章知事をお迎えしています。
さてミキオさん、ここで下地ミキオさんが沖縄県知事としてやりたいことということで、この番組をいよいよ、締めくくっていきたいのですが。

ミキオ/僕らは県知事になりたい中で、大村さんがさっき話していた、生活を、所得をあげて、大学を出てきたら、その人が働く職場があり、その人の生活が安定して、結婚して、子どもができて、投資ができる、この単純なスケジュールがあって。
これが政治家の夢、みんなが幸せになるっていうかね。そのために頑張った人が、受けられないとか、チャレンジできないという環境にならないようにセーフティーネット作るのが、県知事とかの仕事なんです。それが、沖縄には多くないかと。
基地問題中心に論議しているが、教育、貧困率においても、いろんなものが高すぎる。みんなが平等にチャレンジできるように。そのためには、沖縄から提案していくこと。国が「やってみる?」ときくことに答えるのでなく、「私たちはこうやりたいんだ」ということがいえる県になる。大村さんの話聞いて、やっぱりと、改めてそういう思いになりましたね。

ひろみ/また、県知事として、お互いが一緒に、タッグを組める時期がやってくると思いますので、ぜひ、頑張っていただきたいと思います。
さて、ミキオポスト OnRadio、あっという間の時間でした。大村知事も、いきなりマイクをむけて、番組です、ということで、きょうは突然ゲストにお迎えしましたが、沖縄に、どんどん来る機会も増えてくると思います。

大村/ぜひ、われわれ愛知と沖縄は日本で1番対極にある、そういう感じの地域だと思います。ですから、そういう意味で、お互いにもっともっと連係して、する道があるんじゃないかと。愛知県は産業県だから、全国から人材に来ていただいてますが、沖縄の方も多くて、沖縄料理の店も近所にもあるので、非常に流行っています。
そういう意味で、これからも、愛知名古屋と、沖縄が交流、連係するのを、もっとやれたらいいなと、そういうふうに思います。

ミキオ/愛知は製造業で日本を引っ張る、沖縄は観光産業で日本を引っ張る。こういう形にしたいです。

ひろみ/今週のこの番組は、歴史に残る番組になったような気がします。ぜひ、機会があれば、また大村知事も出てくださいね。
今週もありがとうございました。ミキオポスト OnRadio、ご案内は本村ひろみでした。メインパーソナリティは…

ミキオ/下地ミキオでした。ありがとうございました。

ひろみ/ありがとうございました。

関連記事

  1. 2014.9.18「ゲスト:ワンズパートナーの会 理事長 比嘉 …
  2. 2015.2.19放送分
    「代表質問、始まる/県知事と政府…
  3. 2015.10.22放送分「維新の党問題・自衛隊那覇駐屯地43周…
  4. 2015.6.18放送分
    「18歳選挙権/青果市場/ミキオ…
  5. 2014.5.1 「子どもの貧困」
  6. 2016.7.14放送分「参院選結果について/ゲスト:イシカワカ…
  7. 2015.8.20放送分「フィリピン視察/総理談話/これどうでし…
  8. 2016.6.23放送分「ゲスト:羽地昇子さん/居合道について」…

twitter

facebook

ツイキャス

ミキオのツイキャス配信中

メールマガジンの登録・解除

メールマガジン

献金のお願い

献金のお願い
PAGE TOP