その6「新宮廷チャンプルー料理」

イラスト:おきなわスローツアー 高野純一

東京の丸の内でうりずんっていう居酒屋がやってるんですよ。
これがまた大当たり。

昔琉球料理って、沖縄の人が多いところに琉球料理のお店があったわけです。
今、違うんですよ。
あの丸の内のど真ん中に琉球料理屋があって繁盛するんですよ。

そのうりずんが宮廷料理を三越でやったんです。銀座三越で。
お盆に入れた宮廷料理あるでしょ。これがうけなかったんですよね。
丸の内でこれだけ琉球料理がうけてるのに、宮廷料理は全くうけない。
で、うりずんのツチヤさんは、7カ月か8カ月で閉めたんですね。

僕はこの決断がすごい。
うけないと思ったらさっと閉めて、今度渋谷に作ったんです。
琉球料理のうりずん。これがまた大当たりしてるんですよ。
沖縄は極端なんですよね。

私がここで何を提案したいか。
宮廷料理とチャンプルー料理とやってて。
大皿にゴーヤを出してこうやって食べるってのがある。
宮廷料理は、ミミガーとか、お盆でイカの何か赤色で塗ったものとかいろいろあるんですけど、それの真ん中の、「新宮廷チャンプルー料理」っての作ったらどうかなと思っています。
折衷しちゃうんです。

出し方としては、宮廷料理寄りにお盆を使ったり、ひと皿ひと皿丁寧にだすけど、それが豆腐チャンプルーであったり。ゴーヤチャンプルーであったり。
宮廷料理の豆腐ようだったりとか。宮廷料理の出すものと、昆布巻きとかなんとかっていうのを、全部取り込んだような、チャンプルーも食べられるようなものをコースで出すと。

宮廷料理行くと、絶対チャンプルーでてこないからね。それを出しながら、宮廷料理も味わいながらコースを食べる。
どの店もこういう出し方をするというのをマニュアルを作りたいわけ、僕は。

そうすると、あ、琉球の歴史も感じられる、琉球の庶民的な味もできる、これがチャンプルーだけだと、チャンプルーだけかみたいな話になるけど、ここの王様が食べてた料理、これをこういうの王様が食べてたんだなというのも入れながら。

王様が食べてる宮廷料理ってめちゃくちゃおいしいって感じじゃないから、うまくいかなかったと思うんですけど、これはうまくいく。
お盆で出すときも、そこにまた食べやすいものもある。角煮だったり。

?2015.3.5「ミキオポスト on Radio」より抜粋、編集?