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今こそ“超現実的外交”を

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今こそ“超現実的外交”を
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「北朝鮮有事は絶対にない」と言い切る日本国民は今、限りなく“ゼロ”に近いと思えるほどに北朝鮮情勢は緊迫しているのではないでしょうか。

ティラーソン国務長官の「いかなる国も、国際規範や国際合意に違反し、他国の脅威になるのであれば対抗措置が取られる」という強い発言、そしてシリア空爆、その後の原子力空母カール・ビンソンを中心とする空母打撃群を朝鮮半島に派遣するという軍事行動により、否応なく緊張感は増すばかりであります。

米軍が「弾道ミサイル・航空機、無人攻撃機による空爆を同時に行えば、北朝鮮は反撃する能力を失うだろう」という軍事評論家の見方もありますが、ベトナム戦争やイラクにおけるISの現状を考えれば、空爆のみをもって戦略的な成功を収めるとは言い切れませんし、前半戦は空爆を中心としつつ、海兵隊や陸軍を送り込む地上戦も実行しなければ、北朝鮮の完全解放には至らないと私は思います。

これほどまでの壮絶な戦争状態になれば、わが国が不介入の立場でい続けることは決してできないでしょう。

「北朝鮮がミサイルを発射する標的としては、嘉手納・三沢・岩国・横須賀基地の4か所が最有力」といわれるだけに、戦争に巻き込まれることは間違いありません。

この永田町では、私が申しあげた推測が現実味を帯びたものとして論議され始めております。

先月訪米した際、ある下院議員から「抑止力のために日本も核武装すべきではないか」という発言があり、私どもは非常に困惑をいたしました。

「被爆国日本としては、いかに抑止力といえども核を保有することはないし、国民の理解は得られないでしょう」と答えましたが、おそらく下院議員の真意は「朝鮮半島はあなた方が想像している以上に緊迫している」ということであろうと、私は解釈しております。

いま大事なことは、中・露が米国との政治的妥協点をどうつくり上げていくかであり、中・露・米の超大国が、シリア・北朝鮮情勢について同じ認識をもって解決に臨まなければ、悲惨な結果が現実のものとなります。

それを踏まえ、わが国はまず明確にトランプ政権の決断を支持し、次に韓国との融和を構築し、日・米・韓の3か国の同盟強化を図りながら、中・露との交渉を優位に進める外交を行わねばなりません。

また、米・韓・日のなかに政治的な溝をつくらず、北朝鮮の軍事行動を最小限に食い止める「戦略的“我慢”外交」を着実に実行することも非常に重要です。

日本はいま、安倍総理の「地球儀を俯瞰(ふかん)する外交」よりも、韓国との関係を重要視する「超現実的外交」が必要なことに目覚めるべきです。

衆議院議員
下地ミキオ

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