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小池都知事の大胆緻密な戦略

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        小池都知事の大胆緻密な戦略

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7月2日、東京都議会選挙は「都民ファーストの会の快勝」という結果で幕を閉じました。

「森友学園・加計学園問題」「稲田防衛大臣の不適切発言」「豊田ヒステリック秘書虐待」「中川政務官ストーカー問題」など、これら全てが都議選の結果へとつながりましたが、特に「安倍総理が国会延長せずに論戦から逃げた」ことが今回の結果を招いた最大の要因です。

「都議会38議席」が最低ラインであった自民党は、「23議席」まで議席を落とす大惨敗となりました。

しかし、この歴史的大敗よりも私を驚かせたのは、小池さんが代表の職を野田幹事長に譲り、都知事として、2020年東京オリンピック・パラリンピックの成功にむけて専念すると即座に決断したことです。

この決断から私は「小池知事は総理大臣の座を狙っているな」という思いになりました。

「地方自治体の首長」が「全国政党の野党党首」を兼任すれば、国との「間合い」をとることは大変難しくなります。

予算交渉やプロジェクト決定の場面で「国にすり寄る」態度を見せようものなら、「自民党と戦い、東京大改革を掲げて圧勝した小池新党」のイメージは簡単に崩れ去ります。

小池さんはそのような事態を避けるため、代表から退き、「都政は都政、国政は国政」だとしっかりアピールしました。

今後は「2つの顔」を使い分けながら政治を動かし、次の衆議院選挙が近づくなかで「都議選と同じ風が吹いた」と感じれば、すぐさま党首に返り咲き、過半数の議席獲得と総理大臣の座を狙う。

これが小池さんの大胆で緻密な戦略であり、よく練り上げられていると感じます。

一方、安倍総理の周辺では、近いうちに籠池氏が逮捕され、「補助金の不正受給」「保育士の不正申告」「偽証罪」の3つの事柄が追及されることになるでしょう。

しかし国民はこの3つにまるで興味はなく、「なぜ9億円もの土地が1億円で払下げられたのか」を明らかにすることを望んでいます。

これまでも破天荒な行動をとってきた籠池氏が取り調べに応じれば、安倍さんも「爆弾を抱える」ことになります。

自民党は今回の都議選において、逆風のなか、「アンタッチャブルなものはない」というような危機感のなかで戦うことになりました。

それはあたかも、政権を離脱した麻生政権が倒れ、政権交代がなされた状況を想い起こさせるほどのものであります。

しかし見渡してみれば、この現状を吸収して、新しい政権の受け皿になりえそうな政党は、今のところ見当たりません。

この状況のなか、政権を担えるのは小池新党か、それとも日本維新の会なのかが、今後の注目を集めることになるでしょう。

民進党は今回の結果から決して受け皿にはなりえないことがハッキリしただけに、日本維新の会と小池新党がどういう路線で歩み始めるのか、慎重ななかにもしっかりとした対応が求められることになります。

「一強多弱」という言葉が過去のものとなり、誰がどう動くのかが問われることになり始めました。

ワクワクする政治の季節が来たことは間違いないだけに、そのど真ん中にいたいものです。

                      衆議院議員
                      下地ミキオ

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