“中道保守”の進む道

本日、11月1日より特別国会が始まり、論戦の火ぶたが切られます。

12月上旬までの会期延長となれば、補正予算の論議も行われることとなり、私ども日本維新の会も、徹底した論議を行っていこうと考えております。

今回の衆院選において、「自民党・281、公明・29議席」と、自公政権は、衆議院の総議席3分の2を超え、憲政史上、初めて「与党が2回連続で3分の2の議席を確保する」という結果となったことは、昨日書いたとおりです。

野党は、立憲民主党が54議席で野党第1党、希望の党が50議席で第2党、その次に「無所属の会・13」「共産党・12」「日本維新の会・10」「社民党・2」と続き、野党は合計141議席となりました。

この総選挙の結果から、日本の政局の2つの新たな姿が見えます。

まずは、「安倍総理が強かったのか」「希望の党が失速したのか」を、議席の数字で読み解くことが大事です。

つまり、「保守勢力でなければ受け皿にはなり得ない」「希望の党のような“排除の論理”は、国民が支持しない」ということが明確になりました。

そして、「自民党にいじめられる小池氏を守らなければいけない国民の心理」「排除された立憲民主党を守らなければいけない国民の心理」に全く逆行した“上から目線”の排除の論理が、今回の選挙結果を作ることになりました。

「政党は、同じ考え方の議員同士が作らなければなりません。そうでなければ、必ずどこかで分裂することになります。それだけに、慎重に皆様から考え方をお聴きして、それを踏まえて、希望の党で一緒にできるかどうかを検討していきたいと考えております」というような発言を、謙虚に小池都知事が行っていれば、希望の党は100を超える議席を得たことは間違いないでしょう。

メルマガの読者の皆さん、政治においても、経営においても、家庭においても、「言葉の選択」がいかに大事であるか、小池さんの例から改めて勉強することができたと思います。

2つ目は、民進党の3つの分裂、つまり、「立憲民主党(54)」「希望の党合流(31)」「無所属の会(13)」であります。

この3つを合計すると98議席ありますが、今後3つが合流したとしても、先ほど申し上げた「中道保守」と国民から評価を受け、「自民党の受け皿」「2大政党」になれるかどうかは、慎重に見極めなければなりません。

絶対的に厳しい環境にあった民進党の議員が、党名を変えて分散しているという現状をみれば、「野党を統一させたい」という認識があるにせよ、非常に微妙な決断を迫られることになると思います。

しかし、日本維新の会と希望の党は選挙協力を行い、お互いを認め合ってきた関係を築いただけに、「中道保守」という旗を立てられるのは、希望と維新の2党の連携です。

今後、希望の党の役員が決まると同時に、積極的な両党の協議は絶対に必要だと思います。

「憲法改正を認め合う・身を切る改革を推進する野党勢力」は、国民にとって魅力ある「中道保守」であることは間違いありません。

衆議院議員 下地ミキオ