メルマガ

日米首脳会談の成果

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

              日米首脳会談の成果

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

アメリカ合衆国第45代大統領、ドナルド・ジョン・トランプ氏が就任後初来日し、この2日間は日本が「トランプ一色」に染まりました。
また、11月2日のイヴァンカ大統領補佐官の来日に際しては、日本政府はあたかも一国の首脳並みの厚遇接待で彼女を迎えました。

「イヴァンカ氏は、トランプ大統領にあらゆる意見を直接言える立場にいる」との認識を日本国政府がもつことを如実に示すものでもありました。

さて、今回の日米首脳会談では、4つの重要課題、すなわち、「1.北朝鮮の脅威、2.拉致問題、3.通商交渉、4.日米同盟の絆」について論議されました。

1つ目の「北朝鮮の脅威」については「最大限の圧力をかける局面だ」との認識で日米両国が一致しました。

2つ目の「拉致問題」では「トランプ大統領の政治課題のなかに、拉致被害者への思いを刻み込む」という成果を得て、

3つ目の「通商交渉」では「重要な内容は棚上げしつつ、日米2国間の自由貿易協定を示唆する」にとどまり、

4つ目の「日米同盟の絆」においては「安倍総理が掲げる“自由で開かれたインド太平洋戦略”にトランプ大統領が同意」し、安倍総理はF35や新型迎撃ミサイルの購入などを強調する一方で、トランプ大統領がミサイル防衛(MD)システムや最新鋭ステルス戦闘機F35Aの売り込みを記者会見で行うという結果になりました。

この首脳会談で最も注目すべきは、その高度な外交戦略です。

実は、日本も米国も「どちらが有利な交渉をしたのか」という明確な結果を出さないような会談であったということです。

最大の懸案であった「通商交渉」は見事に棚上げし、安倍総理の提案する「インド太平洋戦略」にトランプ大統領が同意することで、米国の重要政策である「防衛装備の売り込み」を首尾よく成功させました。

米国経済界は、上々のスタートが切れたと納得していることでしょう。

これまでの「日米同盟があるから、日米首脳会談をしなくてはいけない」というロジックとは違う、新たな“人の絆のスキーム”が、今後の日本にどのような結果を生み出すのか、しっかりと見ていかなければなりません。

また、この日米首脳会談の成果は、今日以降実施される「米韓、米中首脳会談」「ベトナムでのAPEC」「フィリピンでの東アジアサミット」などの結果を見た後でなくては正しく判断できないということも、改めて申し上げておきます。

なぜなら、「米国大統領はしたたかである」という、これまでの長い歴史があるからです。

今回の首脳会談では、「在沖米軍基地の負担軽減」「日米地位協定」「辺野古をとりまく県民感情」「ヘリの墜落事故」「軍人・軍属による凶悪事件・事故」について、言及されることはありませんでした。

しかし、この訪日にあわせるかのように、辺野古の新たな護岸工事がスタートし、辺野古移設計画に対する日本政府の強いメッセージが示されました。
これによって、「国策」と「沖縄問題」との違いが明確になったことは否めません。

最大の議題であった「北朝鮮に対する圧力」は、沖縄の嘉手納基地や、「地上戦でしか北朝鮮をせん滅できない」との指摘からも、沖縄に駐留する米軍は、より大きな役割を担うことが明確ななかで、沖縄に何も触れなくて良いのかと、私は思います。

安倍総理は、翁長知事を晩さん会に招待しても良かったのではないでしょうか。

衆議院議員
下地ミキオ

関連記事

  1. それでいいのか!?日本と野党
  2. 下地ミキオのメールビジョン USJ沖縄誘致の真相~第3回~
  3. 下地ミキオのメールビジョン “政界再編成を占う維新の…
  4. 国会~本格論戦がスタート~
  5. 下地ミキオのメールビジョン “変わる 世界の対中国政…
  6. 下地ミキオのメールビジョン “「おおさか」「沖縄」日…
  7. 目指せ!法案100本 日本維新
  8. 政治力“コントロール”の難しさ

twitter

facebook

ツイキャス

ミキオのツイキャス配信中

メールマガジンの登録・解除

メールマガジン

献金のお願い

献金のお願い
PAGE TOP