メルマガ

“したたかな”トランプ外交

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

        “したたかな”トランプ外交

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

トランプ大統領が初めておこなったアジア歴訪の意味が、少しずつわかってきたように思います。

前回のメルマガにおいて私は「日米首脳会談の成果は、全ての日程を終えた後でなければ正しく判断はできない」と指摘しましたが、これは的を射ていたと言えるでしょう。

とにかく、今回のトランプ大統領のアジア歴訪は「軍事ビジネスの旅」だと言っても過言ではないほどに、「北朝鮮」という大きなカードを握り、実に多くのことを成し遂げました。

日本では「装備品の大量購入」、韓国では「数十億ドル規模の武器注文」、中国では「28兆円規模の商談成立」などの報道に見られる通り、トランプ大統領の外交の“すごさ”、“したたかさ”を感じさせるものでありました。

また、アジア歴訪前は金正恩委員長を「ちっちゃいロケットマン」とツイートしたかと思えば、ベトナム首都ハノイからは「友達になろう」とつぶやくなど、さまざまな顔を見せるのも、トランプ氏のすごいところです。

韓国の晩餐会での竹島エビや従軍慰安婦の問題についての報道がありましたが、アメリカは事前に自分の大統領に何を食べさせるつもりなのか、料理の安全確認のために調理場まで入って入念に調べていることは間違いありません。

また、招待者リストもアメリカ側が事前に確認しないことは絶対にありえません。

それを踏まえた上でなお、「米・韓・中、日・米・韓の関係があるので、そういったことはやめてもらいたい」と発言しなかったところに、トランプ大統領のすごさがあります。

彼が止めろと言わない背景に何があるのか、この「日本を立て、韓国を立てながら、北朝鮮の脅威をある意味ビジネスにつなげる」という大胆不敵なバランス感覚で外交を行う大統領を、私はいまだかつて見たことがありません。

また、トランプ大統領のアジア歴訪でもう一つ申し上げたいのは、在日米軍人の居住者が「5万2092名」と最も多いのが沖縄県であるにも関わらず、この沖縄県の翁長知事が晩餐会に呼ばれなかったことです。

これが、私にとっては本当に残念でなりません。

また同時に、翁長知事も米国との晩餐会が開かれることはわかっているのであれば、自らしたたかに「参加させろ」と強くアピールしても良かったのではと、私は思います。

実際、そういう声を上げる権利は翁長知事にはありますし、そのようなパフォーマンスをやり抜ける力がなければ、政府との交渉を優位に進めることなどできません。

一本調子の声を届けるだけではなく、今回のトランプ外交のように、「多種多様に、様々なやり方を駆使して政治を動かしていく」手腕を見習うべきではないかと思います。

トランプ大統領を見習うと言えば、疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、“したたかさ”がなければ、米軍や日本政府を動かせるはずがないのです。そういう“したたかさ”を持つ政治家こそが、いま必要なのです。

衆議院議員
下地ミキオ

関連記事

  1. 下地ミキオのメールビジョン “「おおさか」「沖縄」日…
  2. 下地ミキオのメールビジョン 強大な内閣に立ち向かう時
  3. 下地ミキオのメールビジョン USJ沖縄誘致の真相~第1回~
  4. 下地ミキオのメールビジョン 政治が動けるかどうかがカギ
  5. 先を読むことが 経済をつくる
  6. 下地ミキオのメールビジョン 政治の本質が語れるのは誰か
  7. 国民の思いを代弁する政治
  8. 経済と安全保障の2015年

twitter

facebook

ツイキャス

ミキオのツイキャス配信中

メールマガジンの登録・解除

メールマガジン

献金のお願い

献金のお願い
PAGE TOP