歴史の胎動を聞いた4月27日

(2018年4月27日にメールマガジンにて配信された内容を転載しています)

今日のメルマガは、朝鮮半島の和解にむけての南北首脳会談の歴史的な映像を見た後だけに、興奮しながら書かせていただきました。

本日9時25分頃、北朝鮮の金正恩氏が板門店の軍事境界線を越えて韓国に足を踏み入れ、また韓国の文在寅大統領が金正恩氏に促されて軍事境界線を越えて北朝鮮に足を踏み入れ、握手を交わすシーンを見たとき、横にいた娘から「パパ、泣いているの?」と言われ、気がついてみたら感動し、涙がこぼれておりました。

私は、今回の南北首脳会談は、朝鮮半島の和解にむけて前進することはあっても、絶対に後戻りすることはないと思います。

ネガティブな結果ばかりを予想する評論家の方々がこれまでの歴史を引き合いにだしてコメントしますが、私には耳を傾ける気持ちは一切ありません。

「北朝鮮・中国・米国の休戦協定が、平和協定へのステージに移行」し、「核とミサイルの段階的な破棄が不可逆的に一つひとつ確認」され、「3か国の拉致問題が解決」される。

この3つのイメージしか、私の脳裏には存在しないからです。

昨日、朝鮮総連の副議長・南昇祐(ナム・スンウ)氏と会食し、南北首脳会談の背景と今後の建設的な話題で話をすることができましたが、特に興味深かったのは3つの事柄です。

1つ目は「今回の南北首脳会談・6月の米朝首脳会談が実現するにあたり、これまで多くの準備会合に時間をかけ、綿密な戦略が練られている」、

2つ目には「この南北首脳会談・米朝首脳会談で決定される事柄は、決して後戻りすることはない」、

3点目には「これまでの歴史のなかで生じてきた様々な出来事を乗り越え、前向きな論議が行われることになる」とのことでありました。

金正恩氏が板門店で署名した言葉は、世界史の新たなスタートであり、全面的に成果を期待するものであります。

「下地ミキオはあまりにも楽観的じゃないか・情緒的ではないか」と、メルマガをお読みの皆さんは感じられるかもしれません。

しかし、政治には、「これまでの様々なネガティブな現実を直視しながらも、引きずらず、前に進む決断」が必要です。

特に、「拉致問題」については、このチャンスを絶対に活かさなければならないことは間違いありません。

拉致家族の皆さんの「解決への強い思い」と、「解決しない時間の長さ」に思いを寄せれば、胸が引き裂かれるような気持ちであります。

だからこそ、これまでのことにこだわらず、何もかもをこの歴史的な南北首脳会談・米朝首脳会談にかけることは、私は一つの大きな選択肢だと信じております。

 また、この首脳会談での政治的に大きな成果は、沖縄の米軍基地問題にも大きな影響を及ぼすことは間違いありません。

沖縄の過重な米軍基地負担の背景は、朝鮮半島の不安定な状況が要因であり、これが解決していけば自ずと沖縄における在沖米軍の役割も、「戦時状態から適正なものへ」と変わることになります。

ハリス太平洋軍司令官が退官し、韓国大使になるという記事がありましたが、この人事も大きな成果を生み出す推進力をつくることになると思います。

ハリス氏と会談をしたときの私の印象は、「軍人というよりは、政治家」「言葉を大事にする人」というものでありました。

彼ならば、韓国と米国本国との間で大きな役割を果たすことができると思います。

今朝、私の感動の涙を指摘した娘は、今日で24歳の誕生日を迎えることになりました。

娘が私に問いかけました。「パパ、私の24歳の誕生日は、歴史的な日になりますか?」

「あなたが70歳になっても、80歳になっても、24歳の誕生日に起こった朝鮮半島の出来事は、語り継がれることになるでしょう」

衆議院議員
下地ミキオ

※※※1週間前に配信されたメールマガジンを転載しております※※※
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