今こそ“対話”で未来を切り拓く

(2018年6月1日にメールマガジンにて配信された内容を転載しています)

トランプ大統領が「米朝首脳会談は中止する」と表明した翌5月25日、私は「米朝首脳会談は絶対に開催される」と、このメルマガで断言いたしました。

そのことで大変な反響があり、「絶対なんて書いたら大変だ」「下地ミキオは大丈夫か」など色々な声をいただきましたが、同日夜「米朝首脳会談は12日に行う予定で再調整されている」と報道されたことは、皆様ご承知の通りです。

「下地ミキオはユタだね」との評価もいただきましたが、私は決してユタではありません。

「正しいことは実行され、成功するものであり、パフォーマンスに終始すれば必ず失敗する」これが政治外交の王道ルールであり、それを根拠として断言したに過ぎないからです。

日本はこれまで、トランプ大統領が北朝鮮を非難し、圧力だといえば「アメリカを支持する」と発言し、米朝首脳会談開催をトランプ大統領が表明すれば、「アメリカを支持する」と発言し、米朝首脳会談を中止するとトランプ大統領が言えば、「アメリカを支持する」と発言し、米朝首脳会談を再開するとトランプ大統領が表明すれば、「アメリカを支持する」と発言してきました。

「これは一体何なのか?」と疑問に感じていると、亀井静香先生が5月29日に安倍総理を訪ね「トランプのポチになるな」と助言したという報道がありました。

まさにその通りです。

「米国の顔色をうかがうような、主体性のない日本外交を続けてはならない」ということを、亀井静香先生は長年の政治経験から安倍総理に進言したと思われます。

 いま日本外交が選択出来る「主体的な北朝鮮ルート」は、米国のトランプ大統領を通してのみであり、北朝鮮に対して日本の考え方をどこまで理解させきれるかが重要です。

6月7日の日米首脳会談は米朝首脳会談直前の会談であり、非常に重要な意味をもつものになります。

また直近だけに6月7日は「ナイスタイミング」と言えます。

あとは、小野寺防衛大臣のように「イージス・アショアの配備」「瀬取り情報」などをこのタイミングで発言するといった余計なことは控えることと、河野外務大臣が6月12日まで「圧力」という言葉を忘れることが大事だと思います。

今は安倍総理に全権を委任し、北朝鮮を刺激してはならないということを、全閣僚が認識すべきです。

先日、チェコ共和国駐北朝鮮大使のミラン氏が来日し、安全保障委員会の理事と懇談を行いました。

その際、自民党理事から「北朝鮮への経済制裁は効果を上げているか」という質問があり、ミラン大使は「全く効果はない。平壌の生活環境は4年間の駐在のなかで、今が一番高い水準にある」と答えました。

理事全員が「へぇ」という驚きの声を発していたことが印象的であります。

「金丸訪朝」という議員外交が1990年9月に行われましたが、わが国の政治家のなかでいま一番「中国・韓国」と近しい関係にあるのは、自民党の二階幹事長であります。

二階幹事長が金丸訪朝の役割を果たす時期が来ているのかもしれません。

安倍総理の「圧力外交」とは全く別次元で中国・韓国と向き合ってきた政治家だけに、両国からの後押しも得られるという意味においては、日本独自のパイプを議員外交で模索し、それを与野党全員で支えていくという新たな発想も必要かもしれません。

今は、一にも二にも「対話、対話、対話」です。

「核・弾道弾ミサイル・中短距離ミサイル廃棄の実現」が、沖縄に多大な影響を与えることを私達はしっかり胸に刻み、6月12日の米朝首脳会談成功を祈ることが必要です。

「チューバーフーナー」発言は、絶対に許してはいけないのです。

<沖縄の言葉>
※ユタ=霊能者・占い師※チューバーフーナー=強がり

衆議院議員
下地ミキオ

※※※1週間前に配信されたメールマガジンを転載しております※※※
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