”天才”の奇策/平和への思い

(2018年6月29日にメールマガジンにて配信された内容を転載しています)

アメリカのトランプ大統領が“天才”であることは間違いありませんが、“天才”のやることは「我々の想像をはるかに超えることを如実に証明してみせる“天才”である」とも言えます。

米国は、世界各国に対してイランの原油輸入停止を要求しており、「11月4日までに輸入ゼロにする」よう求めていることが明らかとなりました。

この制裁と同時に、原油の供給面では「産油国と協力する」とも表明しております。

イランの原油輸出量は世界第3位であり、日本の原油輸入量の5%はイランに頼っております。

「イラン制裁」によって原油市場が高騰することは間違いなく、案の定、アメリカの表明を受けて、1バレルあたり70ドルの値をつけるような状況になり始めております。

サウジアラビアに対しては増産の約束をとりつける一方で、イラン制裁を行い、中東の不安定化を加速させる。

その結果、「原油の価格が上昇する」。

天才が実行する政策とは、よく分からないものです。

6月23日、沖縄にとって大切な日である慰霊の日において、私は例年通り遺族会の慰霊行進に参加し、糸満市役所前から摩文仁の沖縄全戦没者追悼式の会場前まで、平和の思いを胸に刻みながら、73年前の暑い夏の追体験を行いました。

印象的だったのは、94歳になるおばあちゃんが車椅子に乗って、あの炎天下のなか最後まで完歩されたことです。

車椅子を押された方も、本当に大変だったと思います。

しかし何より、94歳のおばあちゃんが、あの炎天下の中でずっと車椅子に乗りながら慰霊行進を成し遂げられる、まさに遺族としての思いや恒久平和への思いの強さに、私は深く胸を打たれました。

式典においては、抗がん剤治療中の翁長知事が帽子をとり、髪を剃り上げた姿で平和宣言をいたしました。

「覚悟を決めて自分の思いを発信したい。そのことを最優先した政治家のあいさつだった」という意見と、「あの鎮魂の場では、辺野古ではなく、もっと大局的な平和論を語るべきだったのではないか」という意見とに分かれておりました。

政治的に戦ってきた下地ミキオとしては、髪を剃り上げ、足を引きずりながら歩く翁長知事の姿を見て、「本当にお体を大事にしていただきたい」と、ただただその思いばかりでありました。

中学3年生の相良倫子さんが発表した平和の詩「生きる」は、私の胸に大きく響きました。

一度も原稿を見ることなく、感情をこめて発する彼女の詩は、私だけでなく多くの方の胸を打ったことは間違いありません。

「すべての話の接点は、知事選挙の動向とすべて密接する」「保守、革新ともに候補者が決まらず、一喜一憂している」これが、11月に知事選を控えた沖縄の現状です。

「翁長知事は出馬するのか、しないのか」「佐喜眞淳宜野湾市長は出馬するのか、しないのか」「安里繁信氏が三つ巴の戦いに挑むのか」など一つひとつの決断が、新たな候補者を生み、新たな決断を引っ張り出すことになります。

いまは静かに見守り、「この人ならば出来る」「この人ならば面白い沖縄をつくれる」と納得できる人に対して、全力投球で支援したいと思っております。

私の発想は「人」であり、「枠組み」ではありません。

市長選挙や町長選挙の支援のあり方とは全く違うのが、知事選挙であります。

4年前に知事選に立候補した経験をもつ下地ミキオだからこそ、そのことがよく分かるのです。

衆議院議員
下地ミキオ

※※※1週間前に配信されたメールマガジンを転載しております※※※
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