グアムと沖縄の“真”の関係

(2018年7月6日にメールマガジンにて配信された内容を転載しています)

皆さんにいつもお読みいただいているメルマガは、毎週金曜日の9時から30分かけて書かせていただいております。

今日は、米国のポンペオ国務長官が3回目の訪朝を行い、韓国、日本を今週末に訪問するということもあり、そのことについての私の考えや、今の状況を皆様にお伝えしたいと考えておりましたが、今朝、松本智津夫死刑囚の死刑が執行されたという衝撃的なニュースもあり、今日は項目を多くしながら、書き進めていきたいと思います。

地下鉄サリン事件から24年、松本死刑囚の判決が決まってから12年経った今、死刑の執行が行われることとなり、日本中が騒然としている状況です。

彼を信奉する勢力がまたテロ的行為に出るのではないかという恐れがあるだけに、この死刑執行にあたっては法務省も警察庁も連携をとった対応が必要だったことは間違いありません。

死刑執行の最終責任者は「上川法務大臣」であります。

上川法務大臣はもちろん政治家であり、その決断を行うにあたっては先ほど申し上げた安全面も重視したことは間違いありませんが、「政治的なタイミング」ということも考慮したことも絶対に間違いありません。

「なぜ去年ではなく、今年なのか」

「なぜ1月ではなく、7月なのか」

すべてに意味があり、内閣との協議のなかで、さまざまな政治シミュレーションが行われて、安倍内閣に国民からどのような反応があるのかなど、さまざまな予想の下に内閣として決定したことでしょう。

つまり、この松本死刑囚の死刑執行は、安倍内閣の評価が国民にどう映るのか、いまの政治環境がどうなのかということが要因になかったということはないということです。

グアムのエディ・カルボ知事が6月28日から30日まで東京・沖縄を訪問し、多くの皆さんと懇談をし、視察を行いました。

小野寺防衛大臣との表敬訪問では、大臣から「在沖海兵隊のグアム移転受け入れへの感謝の気持ち(沖縄の基地負担軽減に対するお礼)」が表されておりました。

まさに、このカルボ知事の決断がなければ、沖縄の負担軽減のためのグアム移転は進展しなかっただけに、私達はカルボ知事に対して感謝の思いを持たなければならないと思います。

カルボ知事の受け入れから日程調整まですべて私が行わせていただき、全行程に同行したのも、私なりの「感謝の気持ち」があるからであります。

47都道府県のなかで、山口県の村岡嗣政知事が岩国市の福田良彦市長とともに、沖縄の負担軽減のために受け入れをしていただいていることに、感謝申し上げたいと思います。

しかしその他の都道府県が、山口県のように受け入れをしていただけるのかといえば、残念ですが、そう簡単なものではないと思います。

私達はまたグアムにこれまで以上のお願いをしなければいけない時が来るのではないかと予想しているだけに、グアムと沖縄は人間関係をしっかりとつくり上げて、「沖縄のためだな」と思っていただけるようなものにしていかなくてはいけません。

まずは、グアムと沖縄の直行便を就航させ、お互いの観光地が助け合うようなものにしていくことが大事なことだと思います。

最後に、冒頭で申し上げましたが、米朝関係は非常に順調に「非核化・非ミサイル化」にむけて進んでおります。

あとは、日本が輪の中の「ど真ん中」で存在感を示すには、6カ国協議を日本が主体的に呼びかけ、6カ国が万国津梁の地・沖縄で協議をし、朝鮮半島の平和がつくられることを、私たちは強く望んでおります。

いま大事なことは「6カ国の輪をつくって、拉致問題もそのなかで考える」これが正しい選択だと思います。

もう悲観論を言う人は少数勢力になってきました。あとはポジティブに物事を進めていくことが重要なことであります。

朝鮮半島の平和は、沖縄の基地負担軽減につながる。それだけに、私達はこの問題に大きな注目をする必要があることを忘れてはなりません。

衆議院議員
下地ミキオ

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