ダイナミックに未来を語る選挙

(2018年8月24日にメールマガジンにて配信された内容を転載しています)

沖縄県の翁長知事の訃報を聞いたのは、8月8日、デンマークのロラン島に自然エネルギーの視察に向かう最中でありました。

愕然としたと同時に、これまで翁長知事と政治的に政策論議を激しく行ってきた下地ミキオとしては、大きな脱力感を覚えるものでありました。

私と同じように自民党から除名され、自民党という大権力と戦ってきたというそのことは同じ境遇であり、私は下地ミキオと翁長知事とは相通じるものがあったと考えております。

現職の知事がお亡くなりになって選挙が行われるのは、沖縄県にとって初めてのことであるだけに、沖縄の政治が大混乱に陥ったことは間違いありません。

そして、知事の役割、行政の継続性からして、自然に後継の知事候補というのが論議され、保守系から佐喜眞淳氏(前宜野湾市長)が、革新系から玉城デニー氏(衆議院議員)が実質的に決定いたしました。

この選挙は、20年前と同じ「米軍普天間基地の辺野古移設に賛成か反対か」というジャッジを避けて通れる選挙ではありません。

「普天間基地の危険の除去」を言う以上は、佐喜真氏も玉城氏も、移設場所を明確に示さなければ説得力はありませんし、説得力がないということは政治家とは言えません。

玉城氏は、辺野古移設に反対と言った後のシナリオが「沖縄の米軍基地の全面撤去」ということならば、民主党の国会議員であったことや、小沢一郎先生の門下生として、その存在をアピールすることはできません。

つまり両氏とも、「普天間基地の危険の除去」ということを言う以上は、佐喜真氏は辺野古移設に賛成か反対かを明確にする、玉城氏は辺野古移設に反対と言うならばどこに移設するのかを明確にする、それでなければ選挙の争点がぼけて、選挙後もまた20年前の論議がゾンビのように湧き上がってくることになるのです。

私は、この選挙で辺野古移設論議は終わらすべきだと考えています。

県民をずるずるとこの論議中心の沖縄の政治に巻き込むことは、これ以上やってはいけないし、このこと自体が沖縄の未来の壮大な可能性の芽を摘んでしまうことになるからであります。

大胆な沖縄の未来像を描くための沖縄県知事選挙であるべきだと、誰しもが望んでいると思います。

保育園から専門学校・大学までのすべての教育費を無償化する、新都心からキンザー、普天間といった米軍基地跡地をトンネルで結び一体化するような再開発を行う、那覇から本部町までの鉄道を建設する、知事の権限で固定資産税を雇用の拡大に合わせて減税する、おじいちゃん・おばあちゃんの生きがいをつくるためにデンマークのように介護のすべての予算を県独自で編成する、こういうこれまでにない面白い沖縄県をつくりあげていく選挙になることを期待します。

玉城氏は必ず翁長知事の弔い合戦と位置づけ、辺野古反対の強い主張をしてきます。

佐喜真氏が、玉城氏のこの2つの戦略を超えるためには、ため息がいくつも出るようなダイナミックな佐喜真ビジョンを打ち出す必要があるのです。

それができるかどうかが重要なポイントです。

私たちはしっかりと論議をして、来週までにははっきりと決断をします。

衆議院議員
下地ミキオ

※※※1週間前に配信されたメールマガジンを転載しております※※※
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