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コロナ後の日本をつくる総裁選

(2020年9月4日にメールマガジンにて配信された内容を転載しています)
安倍晋三内閣総理大臣が8月28日、持病の病状悪化とそれに伴う治療のために総理の職を辞任すると記者発表したことを境に、自民党総裁選挙が本格的に動き始めました。

そして今、3人が出馬を表明し、全ての報道が自民党総裁選一色となっています。

菅義偉官房長官・岸田文雄政調会長・石破茂元幹事長の3人による政策論争が本格化しておりますが、自民党総裁選挙の投票方法が「党員投票を省略し、国会議員(両院議員総会)と各都道府県連の代表による投票」と決まった瞬間に、菅官房長官の総理就任が決まったかのような報道が始まりました。

その背景として、国会議員の勢力図が派閥単位で明確になったことがあります。

「細田派・麻生派・二階派・石原派・竹下派・無派閥グループ」が菅氏支持を決めたことで、7割近くの議員票がまとまり始めています。

今回の自民党総裁選の特徴は、国会議員票が圧倒的に菅氏にまとまるという構図ができあがっていることだと思います。

私と菅官房長官との関係は、衆議院での初当選同期(平成8年)ということであります。その意味においても、当選同期が自民党の総裁となり、総理になることを望まない同期はいません。

このチャンスを生かして当選を果たし、総理として新型コロナ対策で全力投球し、国民に“安心”をもたらし、早急に経済回復を図る手腕を発揮してもらうことを望みます。

菅氏が当選後、総理として大きな力を発揮するためには、総裁選における国会議員票394票の圧倒的な獲得と、地方代表票141票の過半数を超える票が獲得できるかどうかにかかってきます。

万が一、地方代表票が石破氏に負けるようなことがあったり、石破氏票と岸田氏票を足した数に負けるようなことがあったりしたら、菅氏にとっては大きな自信を持って総理の役割を果たせなくなる可能性があります。

それだけに、総理になることは決まっているとの先行報道によって、地方代表票が判官贔屓に動くことは注意しなければなりません。

つまり、菅氏には今“勝ち方”が問われているのです。

高い当選基準を自ら示すことで非常に厳しい環境をつくり、それを乗越えることで誰からも認められる総理になるのです。

秋田県に生まれ、高校までを秋田で過ごし、東京に夢を抱き集団就職で上京した菅氏は、仕事をしながら入学金を貯め、法政大学に入学し、その後も働きながら学費を工面し、卒業します。

卒業後は「国を動かせるのは政治家だ」と信じ、政治家秘書を長く務め、市議会議員を経て国会議員となり、総理大臣になる。

まさに、戦後においては田中角栄総理大臣の足跡に近いものがあります。

その意味でも菅総理の誕生は、多くの国民に“夢と希望”を抱かせることになると思います。

時の総理大臣がどんな生き様をもっているかということは、子ども達に対しても大きな刺激や影響を与えると言われております。

それだけに、菅総理の誕生そのものが、新たな日本の再生になると言っても過言ではありません。

“菅総理71歳”“下地ミキオ59歳”、この12歳という年の差を、私の“焦らないエネルギー”にしていきたいと思います。

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