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安倍総理電撃辞任後の政局

(2020年8月28日にメールマガジンにて配信された内容を転載しています)
今日の私のメルマガは、「グジャグジャ」と「ネガティブ」に皮肉と文句を交えながら6つのことについて書かせて頂きたいと思います。

読んだ後、「下地ミキオは本当に根の暗い奴だ」と思われる覚悟で書かせて頂きます。

このメルマガを書いているのは午後2時10分、この3行を書き終えた時点で「安倍総理の辞任速報」が流れ、事務所の中も騒然としているところであります。

安倍総理の辞任速報を受け、「グジャグジャ」した「ネガティブ」な話ではなく、今後の政局について書くことに決めました。

「国政に迷惑を掛けたくない」との考えの下に、安倍総理が辞任を決断したと報じられております。

これが意味することは、安倍総理ご自身の「体調・気力」が失われたということではないでしょうか。

歴代総理大臣の中で最長の在任期間を持ち、長期にわたって国政をリードしてきたことで、“体”にも“精神”にも“多くのプレッシャー”があったことは間違いなく、それに伴って持病の「潰瘍性大腸炎」が悪化したのではないかと考えられます。

この突然の総理辞任は、非常に緊迫した政治状況をつくることになると思います。

コロナ対策や経済対策の観点から国政に空白をつくらないためには、次の総裁選のやり方として、自民党の両院議員総会で速やかに新総裁を選ぶということが現実的であります。

そこで注目されることは、この短い期間であったにしても、誰が総理代行を務めるかということであります。

小渕総理が脳梗塞で倒れたとき、青木官房長官が代行を務め、森総理が選ばれるという流れが出来上がりました。

つまり、誰が総理を代行するかということは、次の政局に大きな意味を持つことになるのです。

総理代行を誰が務めるか、現時点での安倍内閣においては、2人の候補しかいないと思います。

麻生太郎副総理兼財務大臣と菅義偉官房長官です。

その2人以外に、すぐに総理責任を背負って国を動かすことができる人はいません。

麻生副総理は総理大臣の経験があり、また菅官房長官は内閣の要として安倍内閣の全てを知り尽くしているからこそ、このような環境でも総理としての役割を果たすことができるのです。

新しい総理が選ばれるまでの短い時間と言えども、2人の中で誰が代行を務めるのかは、次の両院議院総会で選ばれる新総裁を占う上では非常に重要であります。

麻生副総理が選ばれたなら、菅官房長官は両院議員総会における総裁選挙で立候補する可能性は非常に大きくなると思います。

また逆に菅官房長官が代行に選ばれたならば、両院議院総会でも立候補せず、しばらくの間は役職に就かず、来年9月の正式な総裁選を視野に入れた政治活動になるのではないかと考えられます。

いま私どもの間で注目されている言葉は、岸田政調会長の「貧乏くじでも引く」という言葉であり、その意味が何なのかということも、この安倍総理の突然の辞任を受けてさまざまな憶測を呼んでおります。

また、大胆な発想としては、コロナ対策を考え、国会で麻生副総理を総理に指名した後、来年1月までの間で正式な総裁選挙を行うという案も考えられているようであります。

政局は激しく動き始め、何があってもおかしくないような政治環境であるだけに、私も自らの政治環境を整えて、様々な政治決断をしてまいりたいと思います。

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