(2021年9月24日にメールマガジンにて配信された内容を転載しています)
昨年 10 月 12 日、IR 事業をめぐる汚職事件で贈賄罪に問われた二人の裁判が終わり、今月 7 日には収賄と証人買収の罪に問われた秋元司被告に対して、懲役 4 年の実 刑判決が下されました。
この 3 つの裁判を通して、下地幹郎が IR 事業に絡む汚職事件に全く関係していなかったことが明確になりました。
私は今回の一審判決を契機に、顧問弁護士と相談の上で、改めて事実関係を説明させていただくことを決断いたしました。
その理由としては、今回の事件にいささかも関係していないことが明確になったにもかかわらず、意図的に私とこの事件を結び付けようとする卑怯な行為に終止符を打ちたいと考えたからであります。
一昨年末、IR に絡む汚職事件が報道され、その渦中に巻き込まれる形で私・下地幹郎の名前が出てきたことで、日ごろから支持いただいている皆様には多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことに、深くお詫び申し上げます。
この事の真相については、昨年 1 月 6 日に記者会見を開き、記者からの質問が尽きるまで、丁寧に、1 時間 40 分間にわたりお話しさせていただきました。
また、会見の模様をインターネットで配信させて頂くことで、多くの皆様に下地幹郎が説明責任を果たしているということをご理解いただけたと考えています。
その後、日本の司法を信じる私は、被告に対する裁判の結果がでるまでは自らの発言は慎み、耐えに耐えてまいりました。
そして裁判の審議の中で、IR への下地幹郎の関りは一切なかったことがより明確になりました。
よく、「中国企業から 100 万円を受け取った」と言われますが、それは間違いで、私が献金を受けたのは、知人の紹介で知り合った日本維新の会の幹部のご子息でありました。
個人的に下地幹郎を支援したいという一念から献金をしていただいたと思っておりますが、政治資金収支報告書への記載漏れという私どもの不作為があったことを深く反省しております。
個人献金を受けたのは 4 年前の衆議院議員選挙の時で、その方は突然選挙事務所を訪れ、事務所職員に現金入りの封筒を渡して帰り、職員は領収証を作成していませんでした。
当時は領収証の控えを基に政治資金収支報告書を作成していたことから、記載が漏れてしまったのです。
それで、昨年 1 月 7 日に沖縄県選挙管理委員会の指導の下、収支報告書を訂正させていただいたというのが、経緯と事実であります。
収支報告書への記載漏れが、このような事件と紐づけられてしまったことは、自身の不徳の致すところと猛省していますが、日本維新の会が、真実が明らかになる前に私を除名したことについては、改めて納得できない思いであります。
私は、昨年 12 月 9 日に、日本維新の会に対して、処分の撤回を求める上申書を提出しました。受け入れられておりませんが、一人の政治家の政治生命にかかわるだけに、裁判を通して明らかになった事実と照らし合わせて、改めて離党として処理をしていただきたいという思いであります。
「下地幹郎は IR 汚職に関与していない」「IR 汚職をめぐる裁判の中でもそれが証明された」「説明責任をしっかりと果した」「収支報告書の訂正を行った」ことなどから、改めてこれらのことを明確にしておくことが大事だと考え、このメルマガを書かせていただきましたことをご理解いただきたいと思います。