(2021年11月19日にメールマガジンにて配信された内容を転載しています)
毎週、下地ミキオのメルマガをお読みいただいている全ての皆様に、心より感謝申し上げます。
前回のメルマガで書きましたように、今回の衆院選の確実な分析には時間が必要で、さまざまな「数字」を集め、その数字をあらゆる角度から組み合わせて分析する事、そして「有権者」の多くの声に耳を傾けて、私に届かなかった厳しい答えをどれだけ引き出せるか、この二つが分析の大きな柱であります。
いま、後援会職員が一丸となって、全力で分析作業を頑張っています。
近いうちに、「分析に基づいた下地ミキオ」の姿を、改めて皆様にご報告させていただきます。
さて今回からのメルマガでは、「2つのトピック」に対して、「下地ミキオがどのよう考えているのか」をお伝えし、ご理解をいただきたいと考えています。
1つ目は「軽石問題」であります。
沖縄の観光を守るという観点から、海岸の汚濁防止策を徹底する事が大事です。
来夏、沖縄に来られる方々は、「青い海」と「白い砂浜」を楽しみにしています。
観光立県として「海岸を守る」ことに、最大のエネルギーをかける必要があるのです。私は「沖縄県は、軽石災害を最小限に抑える事ができた」と認識しています。
「沖合における軽石回収は、沖縄に10隻程ある『海砂採取船』を活用し、強力な吸収能力を備えた機器を活用する」
「港湾内に漂着した軽石については、大きな軽石については可能な限りショベルカーで除去する」
「粉状で船に障害を与えるような軽石については、私どもが開発した吸い口を使用し、吸引力の強いポンプで取り除く」
私のYouTubeでご覧いただいた方も多いと思いますが、この方法を活用すれば、渡久地港で行った実証で、100平米ほどの海面の軽石を30分程度で除去することができました。
つまり、この3つの組み合わせで、確実に成果を出す事が出来ると思います。
除去した軽石の処理については、今日、視察したうるま市のエビ養殖場のため池を活用することを提案します。
なぜ私がため池を活用すべきだと考えているかと言えば、野積みにすれば、強風や台風によって2次被害を生む可能性があるからです。
ため池であれば、蓋をする事で管理がし易くなる事は間違いありません。
そして今後、軽石が活用できるという研究成果が導き出され、本格的な運用が始まる時には、簡単に取り出す事が可能となります。
国や沖縄県は、下地ミキオが提案する軽石対策を早急に採用し、国民・県民の生活を守る事が大事だと思います。
2つ目は、衆議院選挙後はじめて上京したことについて書きます。
私の上京の最初の目的は、10月31日まで私のために頑張って頂いた東京事務所の秘書の皆さんの再雇用に協力していただいた方々に対するお礼でありました。
私の仲間を温かく迎えていただいた皆様に、心より感謝です。
10年に一度の見直しの時期を迎えている沖縄振興策の現状についても、12月にすべてが決まることから、あらゆる情報収集を行いました。
しかし、今のままでは、沖縄県民がビックリするような大きな目玉政策はなさそうで、私はそのことに対して、強い懸念があります。
復帰50周年を迎える大事な節目の振興策が、目玉政策もなく、ただの延長になれば、沖縄県民は落胆し、玉城知事も、西銘大臣も、政治的責任を問われる事になるでしょう。
また、10年の期間を5年に短縮して、来秋の知事選挙後につくりなおすという、まさに政局そのものの決断を政府が行うのではないかと、私は予想しています。
「目玉なし」
「予算は2000億円台」
「期間は5年以内」
「知事選後に新たにつくり直す」
このやり方が、知事選挙でプラスに働くか、マイナスに働くか、簡単に予想はできません。