前原誠司氏は11月30日、国民民主党を辞めて、新党「教育の無償化を実現する会」を結成いたしました。
「教育の無償化」は、ボウリングのピンに例えると「ど真ん中」であり、右からも、左からも寄ってこれるという考え方の下に、この党名を選択したとのことであります。
「元祖!教育無償化は下地ミキオ」
下地ミキオは、2015年11月から2019年1月まで、日本維新の会(おおさか維新の会)の国会議員団政調会長を務めましたが、その時に「『日本維新の会が政権をとったらこんな国家になる』ということを示すためには、『日本維新の会らしい国の骨格になる法律を立案しなければならない』」と提案し、片山虎之助代表の理解を得て、101本の法案を提案いたしました。
その時の最大の骨格として描いたのが「教育の完全無償化」でありました。
「教育の完全無償化を行えば、この国は変わる。そして成長していく」と確信していたからであります。
「教育の完全無償化の大きな5つの成果」
(1)人口減少に歯止めをかける
理想の子ども数を持たない最大の理由が「教育にお金がかかりすぎる」という調査結果があり、教育の完全無償化は少子化対策に大きく貢献する。
(2)すべての子どもに平等に教育のチャンスを与える
親の所得に関係なく、すべての子どもが平等に教育のチャンスを得られることは、この国の成長を図る大きな要因となる。
(3)世帯の可処分所得が増える
教育が完全に無償化されれば、これまで教育に費やしてきた金額が、世帯で自由に使える予算となり、人生設計が大きく変わることになる。
(4)国力の成長
自分の望む教育を受けた子どもたちは、確実にこの国の成長をつくります。国家の成長は、教育から生まれてくるのです。
(5)所得格差のない社会をつくる
親の所得格差が教育格差につながり、また、教育格差が所得格差につながっている現状を考えれば、教育が平等に行われることで、所得格差がなくなる。
私が令和元年10月に出版した「教育無償化は国難突破の万能薬」の「万能薬」たる所以が分かっていただけたと思います。
あれから5年、私の「教育の完全無償化」政策は、確実に浸透してきていると自信を持っています。