沖縄が好きだから、今もこれからも前へ進む!

沖縄が変われば、日本が変わる

(2023年6月30日にメールマガジンにて配信された内容を転載しています)

 「ミキオさんは何のために政治をやっているのですか?」という質問に、私は「沖縄が変われば、日本が変わる。沖縄が変わらなければ、日本は良くならない」と答えます。

私のど真ん中に、この考え方があるのです。

抽象的で曖昧とも思えるこの答えこそが、沖縄で政治に携わる者の哲学でなければならないと、私は信じています。

今日の私のメルマガは、「下地ミキオが政治家として存在する意義」について書いてみたいと思います。

 「沖縄が変われば、日本が変わる」この言葉は、沖縄が歩んできた苦難の歴史を紐解くものです。

78年前、沖縄は米国の統治下におかれ、1972年の祖国復帰から51年の歳月が経ちました。

沖縄が米国統治下の27年という時間は、決して単純なものではなく、「日本人でありながら、日本人ではなかった」という、特殊な事情を歴史に刻んでいます。

復帰して51年が経った今もなお、在沖米軍基地の過重な負担は続いており、日本の安全保障のために国家に貢献している沖縄県民が裕福にならないのはなぜか、この不条理に納得できないのは、私だけではないと思います。

国は、国家のために大きな役割を果たす地域を適正に評価し、それに基づいた施策をつくり、その結果、人々の暮らしが豊かになったことが数字で実感できるものにしなくてはなりません。

「平成30年住宅・土地統計調査(総務省)」によれば、沖縄県の全世帯58万世帯のうち、「世帯年収400万円以下」の世帯は35万世帯で、実に6割を占めます。

このような現状が復帰後も依然として続いている事実を、国家は放置していいのでしょうか?

 安全保障の恩恵を享受する全国の人々は、この事実をどう判断するのでしょうか? 

私は問いたい。

「沖縄が変われば日本が変わる」は、「弱い立場の人が幸福感を持つことになれば、国家は繁栄する」、つまり「この国の発展は、沖縄県民が幸福感を感じられるような沖縄をつくりあげられるかどうかで決まる」という意味を持つのです。

弱い立場の人々が幸福感をもてる政治こそが、本当の政治なのです。

いまの国家は、沖縄の未来をつくることよりも、自らの安全保障の考え方や政治路線を押し付ける風潮が強いのではないかと、私は感じています。

そのような国家に対して、「沖縄を変えてくれ」と訴え続けることはもうやめて、「沖縄県の幸福は、沖縄県自らがつくる」という考え方に立脚して行動すべきだと思い始めています。

下地ミキオの政治家としての存在意義は、「沖縄が、自らの手で、幸福をつくるための政治の役割を担うこと」だと信じています。

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